あらすじ
ヴェルとの兄弟喧嘩で暴発寸前のクルトの前に、ルックナー男爵の使いを名乗る男が現れた。
引用:Amazon
彼が持つ箱の中身は、『竜使いの笛』だという。
周辺の飛竜やワイバーンを呼び寄せ、バウマイスター領の民もろともヴェルを殺せると聞いたクルト。
焦る彼がそれを使わないはずもなく──ヴェル、大ピンチ!?
アニメ化もされた大人気異世界冒険譚、待望の第11巻!
感想
クルトが無能すぎないかい??
何回読んでもクルトが無能にしか思えない事態をどうにかしたい。
ヴェンデリンが未開地の開発をどんどんしていったけれど、自分は次期領主なのにも関わらず完全に無視されてることに怒り追い出そうとしている。
次期領主である自分が蔑ろにされてるのはわかるんだよ。憤りをぶつけたくなる気持ちも。
でも、現領主の父親からしたらさ、本当は自分がやらないといけない未開地の開発もやってもらえるし、いつ来るかわからない行商人を待つよりもヴェンデリンが商店をやってくれる方が塩の安定供給もできるし。
しかも更なる税収が期待できるんだよね。
長男であることに胡座を描いていたクルトに全てやらせるよりもヴェンデリンに任せる気になるよね。
下からやって来る恐怖に怯えつつも、長男だから努力は不要!!ってのは無理があるもん。
都会に出るのに何週間もかかる地域だから、発展なんか目指さなくてもいいってなったのかな。
そこら辺が謎なんだよね。
人ってここまで恨めるんだと戦慄した
クルトは貴族に唆されてヴェンデリンの暗殺を企むんだけど、恨み方がハンパなかったわー。人ってここまで恨めるんだって感じ。
貴族に唆されて怨嗟の笛を吹いて自分もアンデッドになってしまうんだよね。
導師可愛すぎんか??
笑っちゃいけないのはわかってる。笑うシーンでもないのもわかってる。
導師、聖魔法を急遽覚えてアンデッドからレイスに変化したクルトに抱きついて浄化するとか可愛すぎん?!
なにこのコアラ状態wwwしかも浄化できちゃうのがさすが導師だよね。
やっぱり導師は常識外の存在だわ。
にしてもクルトは最後の最後まで迷惑をかけるんだね。
怨嗟の笛に残ったクルトの怨念の残りカスが王都にまで飛び、ルックナー男爵の元へ行き、大量虐殺事件に発展するんだよね。
何だろう。このモヤモヤ感。
クルトがバウマイスター領にいたところで発展なんてしないとは思ってた。でも、この解決の仕方は何だかやっつけ感が強くて。
新たな土地に踏み出したいけど、クルトが邪魔くさいから消してやれー!みたいな??なんだか消化不良か残るけど、次巻どうなるのかしら??
オススメしたい人
- 主人公が無双していく作品が好きな人
- ハーレムだけど不憫な主人公が好きな人