あらすじ
想いを遂げたアニエスとナゼルバートだが、安息も束の間暴れる魔獣から領民を護るため危険を承知で救助を続けていた。
しかしナゼルバートが前領主を殺害した魔獣ダンクに襲われてしまい、コニーが体を張って彼を守り事なきを得る。
訪れた平穏、領民の提案でアニエスたちの歓迎会が行われ、閉ざされていた辺境の未来に明るい兆しが見え始めた……
だが喜びの宴はナゼルバートにひとりの令嬢の凶刃が襲いかかったことで、再び暗雲に包まれていく――
耐え続ける“痛み”を知る芋くさ令嬢が、冷たく凍った令嬢の心を優しく解きほぐす温もりに溢れた逆転結婚ストーリー!!
引用:Amazon
感想
あなたは領主の妻じゃなかった??
新月の日は魔獣が暴れやすいから大人しくするようにナゼルバートから言われていたのに、アニエスは猪突猛進って感じで叫び声の方へワイバーンと共に行っちゃって。領民を助けたい気持ちはわかるんだけど、領主の妻でしょ??っていう気持ちにはなりました。
でも、ワイバーンのジェニの活躍によって魔獣は抑えられたんですが、褒められた時のジェニの顔がすんごい可愛いのー!!
お目目をくりくりさせて、思わず可愛い!!って言っちゃいました笑
そして街の方に出てきた魔獣は以前、全領主の殺害をした魔獣で、コニーが育てていたんだけれども、領主を殺したことを隠そうと逃した??
作中、すっげえさらっと流しているけれども、領主を殺した魔獣とか殺処分されなくてよかったの??
あ、でも前領主は領民から嫌われていたし、殺されていたとしてもざまあ。としか思われてなかったってことかしら。
ナゼルバート不憫すぎる・・・
ざまあと思われるくらいの後釜にされたナゼルバート。不憫すぎやしないか??
なんでここまで嫌われてるんだろう。
人が変われば暮らし向きが多少は変わるかも?って思ってもいいんじゃない?とか今まで考えてたけど、そこまで恨まれていたかもしれない前領主だったら・・・。いい行動ではないけれども、気持ちはわからなくはないかもしれない。
街に出てきた魔獣グラニはコニーの必死の説得により矛を納めたけれども。いや、違うのかな。夜が開けたことによって魔力の暴走が収まったのかな?
なんだか、新月の魔獣の暴走がよくわからないんだよねー。
もうちょっと話が進めば詳しく解説されるのかな。
恋愛をメインにしたいだろうから出ないかもしれない。ちょっとモヤモヤが残るね。
追い詰められた人間の行動は・・
そして3巻の最後に出てきたトッレの婚約者リリアンヌの登場!!
まさかのナゼルバートの暗殺をしに登場でした。
しかもなんで暗殺しにきたかと言ったら、王女の夫ロビンに唆されたから。
ロビンの暗躍がなかなか目立つようになってきたよねー。
リリアンヌがしたことは許されることではないけれども、自分の気持ちを全て無視して従ってきた家族からは見捨てられ、どうしようも無くなったところに手を差し伸べられたら、手を取りたくなる気持ちわかるもの。
心が弱った時の優しい言葉は沁みるんだよ。
正常時にはこいつ頭大丈夫??って思えるんだけどね。
リリアンヌから事情を聞いて沙汰を下すんだけど、アニエス温情かけすぎてはいないかい??
いやいやいや!!!
街を襲ったグラニに関しても領主邸で引き取ることにしたし、リリアンヌも領主暗殺未遂なのに罪が重くならないよう掛け合って。
怖いぐらいに人を信じるな。この子。
芋くさ期間が長すぎて家族以外の人の悪意に触れることがなかったのかしら。
まあマンガだしなと納得させることにしました。
エバンテール家に忍び寄る怪しい影
エバンテール家が怪しいやつの甘言に惑わされようとしてる感じですね。
とうとう弟のポールまで危険に晒される感じなのかな。
次巻がどんな展開になるのか気になりますー!!
オススメしたい人
- 逆境に立ち向かう健気な令嬢が好きな人
- 敵だらけの状況から段々と味方を増やしていく物語が好きな人