書籍

【ネタバレ感想】夢をかなえるゾウ4

この本について

この記事では累計460万部を突破した『夢をかなえるゾウ4』のネタバレあり感想をご紹介します。

あらすじ

家族を愛する会社員。彼は夢は「このままの日常がずっと続くこと」。しかし彼は余命3か月を宣告されてしまう。残り3か月で家族のために一体何ができるのか。さらに事態は思わぬ方向に展開し、衝撃のラストへ――。夢をかなえるゾウシリーズ史上、最高に笑って泣ける、自己啓発エンタメ小説、第4弾!

引用:Amazon

【ネタバレあり】夢をかなえるゾウ4の感想

「人は、死を「夢の締切」ととらえることで、潜在的な能力と努力を最大限発揮することができる」(P307)

今回の夢ゾウシリーズは「死を直視することが生を輝かせる」がテーマで、正直、最後の課題が一番重要じゃないの?!って思うレベル。

この言葉は最後の課題の前置きとして出てくるんですが、そもそも私自身は「自分が数ヶ月後に死ぬかもしれない」と思ったことがないことに気づきました。

何言ってんだこいつ?って思われそうな発言ですね笑

私自身、やりたいことはたくさんあります。

でも、実際にすぐに叶えようと思って実行したことがあまりありませんでした。

私が死ぬまでにやりたいことは

  • 海外旅行に行く
  • ダイエットを成功させる
  • 憧れの人に会いに行く

などが挙げられます。

薄々気づいてはいたんですが、これ、叶えようと思えば叶えられるようなことなんですよ。

そもそも、ちゃんと叶えようとしていなかったことに気づきました。

この前置きは「夢の叶え方」と「夢の手放し方」を知ることで

  • 夢を叶えるために努力する
  • 夢に縛られる苦しみから解放される

この2つの道を選べるよってお話だったんですが、自分のできていない姿に少し愕然としちゃいました。

「無いから、苦しいんやない。奪われたから、苦しいんや」(P311)

これもめっちゃ響いたんですよ!!!

「想像できるものは、叶えられる夢だよ」と何回も言われてきたし、これを心の支えにしていたこともあります。

自分が理想とする姿を何度も何度も想像してきて、今の自分と未来の自分を見比べて足りないところを埋めていく。

そうやって自分の理想の未来に繋げて来ました。

でももし、その理想が、夢が絶対に叶えられないと知ってしまったら、どうなるんでしょうか。

  • できない事実に絶望して、泣き暮らす?
  • 事実に目を背け、盲信的に努力し続ける?

理想の自分がいなければ、夢を持たなければ、起こらなかったことかもしれません。

夢なんて見なきゃよかったって思うかもしれません。

こんな夢を叶えられないなんてって思うかもしれません。

でも、夢を叶えられな買ったことではなく、自分が努力したことで、変わったことに目をむけてほしいんです。

多数の選択をして来たから今があるんですよね。

「人間が死に際に後悔する十のこと」(P63)

  1. 本当にやりたいことをやらなかったこと
  2. 健康を大切にしなかったこと
  3. 仕事ばかりしていたこと
  4. 会いたい人に会いに行かなかったこと
  5. 学ぶべきことを学ばなかったこと
  6. 人を許さなかったこと
  7. 人の意見に耳を貸さなかったこと
  8. 人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
  9. 死の準備をしておかなかったこと
  10. 生きた証を残さなかったこと

この10の事柄、私もやっていなかったことが多いです。

目の前のやるべきことにばかり目がいってしまい、ほんとうにやりたいことをやらずに終えてしまっています。

1度きりしかない人生、やりたいことをやらずに終えるとか、悲しいですよね。

その平凡な人生を選択して来た結果が今のお前の人生なんだろ!

そう言われてしまうとその通りなんですが。

ほんとうにやりたいことってなんなんだろうって思ってしまう自分もいて。

でもね、もしかしたら、今いる場所で花を咲かせようってことなのかなって思いました。

夢を追うっていうのは今の自分に満足していないから。

だから、現実を変えようと思っている。

でも死に際に後悔する10のことを見ると、今の自分を大切にしよう。って言われてる気がしました。

幸せになるために必要なことは「夢を追うこと」なのか?

もう一度自分に問うてみたいですね。

「夢をかなえるゾウ4」をお勧めしたい人

  • 守るべき家族・パートナーがいる
  • 先が見えない時代に不安を感じる
  • 「成功」よりも「幸せ」になりたい
  • 自分に自信が持てない

まとめ

ガネーシャの語り口は軽いので、すっげえ軽めの話を聞いているように感じるんですが、実際の内容は重みのあることばかりなので毎回考えさせられます。

夢を追った方がいいのか。

夢を追わないといけないのか。

漠然と考えていた「夢」ってものを改めて考えてしまうんですよね。

自分の人生に悔いを残さないためにどう生きればいいのか、考えてしまう1冊になっています

-書籍

Copyright© IKUMIBOOK , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.