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【ネタバレ感想】まなの本棚

この本について

この記事では、2005年に子役デビューし、5歳の時に出演した「Mother」で新人賞を多数受賞したことで一躍有名に。その後、NHK大河ドラマ「江 〜姫たちの戦国〜」に出演、「マルモのおきて」では連続ドラマ初出演。また、史上最年少でブルーリボン賞を受賞受賞するなどの経歴を持つ、芦田愛菜さんの著書『まなの本棚』のネタバレあり感想をご紹介します。

あらすじ

運命の1冊に出逢うためのヒントに!

「本の出逢いは人との出逢いと同じ」

年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜さんが

本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。

世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる

考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。

Q 本の魅力にとりつかれた初めての1冊は?

Q 一体、いつ読んでいるの?

Q どんなジャンルの本を読むの?

Q 本を好きになるにはどうしたらいい?

Q 好きな登場人物は?

スペシャル対談

  • 山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長 教授)
  • 辻村深月さん(作家)

も収録!

引用:Amazon

 

【ネタバレあり】まなの本棚の感想

便利になった世の中で、今後科学はどこまで進歩していいと思いますか?

まなの本棚P108

これは山中教授との対談にあった一文です。

私の中で、そもそも科学はどこまで進歩していのかなんて

考えたことがなかったんです。

科学が進歩すれば、私たちの生活は

どこまでも便利になっていくし、

有限な時間をもっと楽しいことに使える。

だからこそ、

どんどん便利な世の中になってほしい!!!!!

私はそんなことを考えていたんです。

でも芦田愛菜さんは、世の中が全て自動化されている近未来が舞台の話、

「ゆきとどいた生活」(著:星新一)を読んで

「どこまでが便利で、どこからが害になってしまうのか。

便利さと害は紙一重かもしれない」

って考えてるんですね。

確かに現在AIに仕事を奪われるかもしれない。

って恐れている事態が出ており、

むしろAIが芸術的なことを、

人間が3Kをこなす皮肉混じりな現象が起こってます。

科学が進歩するのは喜ばしいことだけれども

人間が扱いきれなければ

ただの害でしかないってことも

心に留めておかないとなって感じる章でした。

次々と新しい扉が見つけられるファンタジー

まなの本棚P44

これは「不思議の国のアリス」(著:ルイス・キャロル)の紹介文です。

この章で昔は単純に「お花がしゃべったり、猫が消えたりするなんて不思議だなあ!」と

楽しく読んでいたけれど、最近読み直してみたら、印象が変わってて・・

というお話だったんです。

わかるー!!!って同意しかなかったです。

別の本とかで、読み直したりすることって

よくあるんです。

1回目に読んだ時は気にならなかったことも

2回目以降だと、あれ?なんでこんなこと言ってるの?

ってなったりするんですよ。

以前5回くらい読んでいる本を読み直した時、

「あれ?こんなシーンあった??」

ってなったことすらあります・・。

何度も読むことで細部に気づくことってあるので

良かった本は何回でも読み返すと

さらに面白さが堪能できますよね!!

「生きるとは何か」

まなの本棚P115

これは芦田愛菜さんから山中教授に宛てた質問ですね。

これに対する山中教授の回答が

すごく心に残っています。

長いので要約すると

「一度生まれてしまうと、どんな人生を歩むかは

基本的になんでも自分で決めることができる。

でも、決められないことが一つだけあります。

それは、この世の中に生まれてきたこと

こればかりは自分で選択することができない。

生が尽きるまで生きるしかない。

だったら楽しく生きようよ!」

自分は何をしている時が一番楽しいのか

何をしたら夢中になれるのか

これを見つけられるかどうかって

すごく大きいですよね。

社会人にもなると時間がなくて

すぐに見失ってしまうし、

時間に追われて楽しいという気持ちが見えなくなる。

一度時間をとって

自分の心の中の棚卸ししてみようかなって思いました。

まなの本棚をお勧めしたい人

  • 本を読むのが好きな人
  • ジャンル関係なくたくさんの本を読みたい人
  • 運命の1冊を探したい人

まとめ

この本はとても読みやすくて、

芦田愛菜さんとお話ししている感覚で読むことができます。

読んでて思ったのは

本当に中学生?!って思うくらい考えていることがちゃんとしてる。

人生何周目??っていうネット記事を見かけるのがほんとに納得。

でも、本の内容は本好きあるあるが多くって

わかるー!!!って赤べこみたいに頷きまくってしまいました。笑

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