あらすじ
ついに「ハムレット」と「ジャンヌダルク」の同時公演がスタート!糸が代役を務めるオフィーリアが登場、その可憐さに観客は目を奪われる。そんな糸のオフィーリアに触発され、西野さんのハムレットがヒートアップ。さらに真のレアティーズも!?火花を散らす三人の演技に観客は…!!大ヒット逆転カップルストーリー、白熱した演技が見逃せない「ハムレット」編!!
引用:Amazon
感想
ハムレットのオフィーリアの代役として糸が出演することになって、今巻は糸さん出演のハムレットがまるまる載ってます!
12巻?だった気がするけど、その時に糸さんが出ていないハムレットが始まって。真さんとか出てるのに概要しか出さないのなんでだろー。って思ってたんです。Wジュリはちゃんと劇の内容もやってくれるから。
でも今回納得した。ほんとにまるまる書いてくれてて!!ありがとう!!!!絵夢羅先生!!
はじまりはレアティーズ(真)とオフィーリア(糸)のシーンから始まるんだけど、え??ってなる。カツラとメイクがあるからってのもあるけど、誰??ってなりました。
そんなに変わる??そして真との身長差出来てるなと思ったら、中腰で演技??
糸さんすげぇぇぇ!!!
そしてありがたいのが、演劇の解説。
ハムレットで有名なセリフ
「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」
このセリフは何度も聞いたことがあったので知ってはいたけど、正直ハムレットの内容も知らなかったし、どんな場面で出てくる言葉なのかも知らなかったんです。お恥ずかしい‥。
でも作品内で解説も交えつつ、お芝居が流れていくのでわかりやすいんです。
なぜこんな台詞を言っているのか、どういう場面なのか。演劇初心者にもわかる説明。助かる。
それにしてもオフィーリアは主体性ゼロだよね。
完全に親や兄のいいなり。
以前の話にも出ていたけど、いま私たちがいる時代は男尊女卑が薄れてきてはいる。あるけど。
でも、この時代って女は男の引き立て役でしかなくて。どちらかというとアクセサリー??であり、子を産む道具。
だから私にはこんな台詞大丈夫???父親の頭ヤバくない??みたいな気持ちだけど、それが当たり前で。
だからこそ父親の意見に振り回されるオフィーリアが不憫でした。現代でも女性であることに生きづらさを感じる時ってあるけど、この時代は比じゃないレベルで生きづらくて。
最高の男に嫁ぐことこそ至高。みたいなところがあって。わたしには生きられないなと思うと同時に今の時代に生まれてよかったなって思えました。
オススメしたい人
- 演劇が好きな人
- キレイな男性や、カッコいい女性を好きな人